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イエローショット
女の子のおしっこ、おもらしをメインに取り扱った小説を書いています。
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トイレの花子たん 01
「ねえ、トイレ行こ」
「えー、今はいいよ。休み時間終わっちゃうもん」
「校庭のトイレ、暗くて怖いの。お願いっ」
「仕方ないなぁ」
ここはとある片田舎の小学校。
お昼ご飯を食べたあとの昼休み、
私と由美ちゃんは校庭のすみっこにある、鉄棒で遊んでいた。

トイレの花子たん02
 がに股で歩く由美ちゃんの手を引いて、私は保健室にやってきた。
 古びた木戸を開けると、嗅ぎ慣れない消毒薬の匂いがする。
「いらっしゃい。どうしたの?」
 私たちを優しく迎えてくれたのは、保険の山口先生だった。
 去年私たちの学校に着たばかりの山口先生は、若くて綺麗な先生だ。
 いつも長いスカートを穿いて、コートのような白衣を着ている。
トイレの花子たん 03
 学校が夏休みに入ったある日、私と由美ちゃんは学校に来ていた。
 こんな田舎では、遊ぶところと言えば山と川と、学校くらいしかない。
 今日は校庭とボールが借りられる日だったので遊びに来たのだ。
 しばらく遊び、汗だくになった私たちは水道へに向かった。
「あー、喉渇いた」
「今日も暑いね」
 水道から流れる水はぬるかったが、からからの喉にはちょうど良く流れていった。
 お腹がふくれるほど水を飲んだ私たちは、木陰に入って涼むことにした。
トイレの花子たん 04
 普通の尿意じゃない。
 私は急激に、痛いほどの尿意を訴え始めた下腹部を押さえる。
 手を添えればよく分かる。
 みるみるうちに、私の膀胱がふくらんでいくことを。
 このままだと、まさか――。
 そう思った私は、思わずダムを決壊させていた。
トイレの花子たん 05
「もう。大きくなったんだから気をつけなさいよ」
 私は冷たいパジャマのまま、畳に正座していた。
 乾き始めたズボンからは、嫌なトイレの臭いが立ち上りだしている。
 一刻も早く脱ぎ捨ててしまいたかったが、お母さんが布団を干すまではこの姿勢でいなくちゃならない。
 そう、お母さんは私を叱りながら、私のおねしょ布団を干していた。
 私はそれを眺めながら、朝のことを思い出す。
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