お酒はハタチになってから　01

｢う～ん｣
呻る絵奈の前には一本のビールが鎮座していた
冬休み明けの学校で、友達がお酒を飲んだという話を聞いたのだ
凄くおいしくて、しかも子供なのによく飲めたと褒められたと言うことを聞いた絵奈は
母親が出かけているうちに冷蔵庫からビールを持ってくるとコップについだ
｢お酒は二十歳になってからって書いてあるけど｣
そう呟くと絵奈は決心したようにコップを掴み、それを一気に煽った

お酒はハタチになってから　02

｢ひやっ、だめっ｣
慌てて股間を押さえたが遅かった
下着の中がじんわりと温かくなり、肌に張り付いてくる
わずかな湿り気をスカート越しに感じたところでそれはどうにか止まった
｢どうしよう、もうダメだよ｣
そう呟いた絵奈の目に銀色の缶が見えた

お酒はハタチになってから　03

部屋を出た絵奈は、自分が歩きづらいことにようやく気がついた
膝のあたりで丸まったパンツを脱ぎ捨てると、風呂場からバスタオルをつかみ取り部屋へ戻る
広げたバスタオルを手に倒れ込むようにおしっこがしみた絨毯の上にかぶせた
押しつけたバスタオルにじんわりと冷えたおしっこが染みる
｢あうう、何でこんな事になっちゃったんだろう｣

お酒はハタチになってから　04

おしっこが滴るバスタオルを抱えて絵奈は洗面所へ向った
丸めたバスタオルをぎゅっと絞ると、たちまち色の薄いおしっこが染み出してくる
水を吸わせては絞りを繰り返して、ようやくバスタオルはおしっこ臭さを消した
ここに来てやっと酔いが覚めた絵奈はぞうきんを持って廊下を拭き、濡れた下着と一緒に洗面所で洗った

お酒を飲んだ女性のクロッチは、おちびりで真っ黄色になる
そんな話を聞いて書いてみたくなったのが今回のお話
実際ビールを飲むとトイレが近くなりますよね
自分はそんなに飲む方、と言うか飲める方ではないのですが

さて、まずは更新が遅れてしまったことをお詫びしないといけません
まあ要するにリアルの方が忙しかったわけで、これからも週に数回の更新になるかと思います
どうかご容赦のほどを……

それからアンケートの方を始めようかと思っています
とりあえず期限としては次の原稿が終わるまで
トップのご挨拶と警告の下にアンケートの記事が出ましたらそちらのコメント欄の方にお願いします
それではまた次のあとがきで