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女の子のおしっこ、おもらしをメインに取り扱った小説を書いています。
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結花のばくだん作戦 02
結花のばくだん作戦 02

「ウンコ女が来たぞ!」
予想はしていたが、朝一番からずいぶんなご挨拶だった。
私は黙って席に座る。ここでムキになると余計男子が喜ぶのはわかっていたので、
泣きそうになるのをグッとこらえてそっぽを向いた。



「結花ちゃん、昨日はその、大変だったね」
仲のいい友達が話しかけてくれる。
「うん。でもちゃんと洗ったからもう大丈夫」
私はそうほほえみ返した。
これでもう問題ないはずだった。



(次の休み時間、トイレ行っとこう)
外はまた雪がちらついている。
教室の前の方で煌々と燃えるガスストーブも、
窓側一番後ろの私の席までは届かない。
身体を冷やした私はどんどんおしっこがしたくなってきた。



キンコンカンコーン
チャイムが鳴った。私は席を立つとトイレに向かうべくドアの方を向いた。
しかしそこには、意地悪く笑う男子たちがいたのだ
「おい、ウンコ女」
「ウンコ女じゃないわ。そこどいてよ」
「どこに行くんだよ、ウンコしに行くのか?」
そう言って男子が笑う。
トイレに行くのは本当だが、別にうんちがしたい訳じゃない。
しかし、そんなことを言うのも無駄だろう。
私は無言で男子を押しのけていこうとする。



「待てよ」
私の手を男子が掴んだ。
「放しなさいよ!」
そろそろ限界だ。本当なら走ってトイレに行きたい。
私は捕まれた腕を振り回して逃げようとする。
しかし暴れる私を、男子はあろう事か数人で押さえつけにかかったのだ。
「暴れんなウンコ女!」
そして私を押さえつけようとする手は、おなかの上にも回ってくる。
「やめてよっ!」
そう叫んだときにはもう遅かった。
誰のともわからない男子の手は私の下腹部、膀胱の上を強く押したのだ。



「ダメっ!」
 プシュ
少しパンツの中にちびってしまった。
一度出始めたおしっこはもう止められない。
膝から力が抜ける。
その場に座り込んだ私は静かにおもらしを始めた……
 プシィィィィィィィィィィ



「ぅうっ、うぁ、うぁ~ん」
ざわつく教室で私の泣き声だけが大きく響く。
黄色い水たまりは冷え切った教室の床に当たって蒸発する。
薄い湯気の中心に座り込む私を助けようとする人は誰もいなかった。
やがて休み時間が終わり、私は先生に手を引かれて保健室に向かった。
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